佐々木さんのピオーネ成長中
梅雨の晴れ間に、ピオーネ・シャインマスカット生産者の佐々木さんのピオーネ畑へお邪魔してきました。
今、ピオーネは、袋掛け作業の真っ只中!
全部に袋がかかってしまう前に、成長を見においで〜との
お声掛け!
「この時期の畑が一番キレイなんだよ」
との言葉通り、ピオーネが実り、葉が茂り、風が通っていく畑は
とても気持ちよく、キレイでした。
ピオーネと一言で言っても育て方は色々あります。
佐々木さんのピオーネへの熱い情熱が言葉ひとつひとつからも伺えます。
まずは、落ちてるピオーネを発見!
ただ甘いだけのピオーネを作るのではなく、
"美味しい"ピオーネを作りたい!と佐々木さん
そのため、もったいないけどピオーネを間引きします。
袋掛けの前には、ピオーネの実の数を計算しながら間引きます。
この緻密な計算のもと、本当に美味しいブドウへと成長できます。
袋掛けも、表面の白い粉(ブルーム)に触らない様に
一つ一つ大切に袋をかけていきます。
売る為にピオーネを選択したのではなく
情熱を持って本当に美味しいピオーネを作りたいとの想いから
ピオーネを生産されています。
佐々木さんは、その想いを受け取って、
買って下さるお客様がいらっしゃることに
感謝されていました。
ピオーネ作りには、頭を使って計算したり、
オートメーション化は出来ず、一つ一つ手間ヒマかかります。
甘いだけや、量産目的ではなく、
本当に美味しいピオーネを作るには更に努力と工夫が必要です。
こんな広い畑たいへんですね〜とお声かけすると
「大変とは大きく変わると書きます。前向きに頑張ります。」
とサラリと答えられて感動しました!
ピオーネ(イタリア語:Pione)は、黒葡萄の一種。名前は、「開拓者」という意味のイタリア語に由来する。by Wikipedia
頭脳と体力など両方兼ね備えていないと生産出来ないピオーネ
開拓者との意味を持つというのも納得です。
「まだ酸っぱいよ!」と言われましたが
間引きされたブドウの実を食べさせてもらいました。
食べてみると酸っぱいのは酸っぱいのですが、爽やかな風味とシャリシャリとした食感で、クセになりそうな味!酸っぱい梅のような感じでした。
「この酸っぱさが全部甘さになるんだよ」との事。
佐々木さんのピオーネ・シャインマスカットは、8月下旬〜9月上旬ぐらいの出荷開始を予定しています。
いまから成長が楽しみです!